[Excel]LEFT関数

2018年5月26日2019年9月16日

文字列

LEFT関数

文字列の先頭 (左端) から指定された文字数の文字を返します。

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1. 機能
2. 構文
3. 解説

機能

LEFT 関数は、文字列の先頭から指定した文字数の文字列を返します。

構文

LEFT(文字列, [文字数])

引数	説明	引数の指定	既定値
文字列	取り出す文字を含む文字列を指定します。	必須	(無し)
[文字数]	取り出す文字数を指定します。文字数には、0 以上の数値を指定する必要があります。文字数が文字列の文字数を超える場合、文字列全体が返されます。	省略可能	1

解説

文字数(第2引数)が-1以下の場合、エラー値 #VALUE! を返します。

文字数(第2引数)を省略した場合、先頭の１文字が返されます。

LEFT関数は、文字列の一部を取得したい場合に使用する関数で、機能限定版MID関数です。すなわち、MID関数の第２引数(開始位置)が1の場合、MID関数はLEFT関数と同じです。MID関数の代わりにLEFT関数を使用するメリットは、数式の簡略化と、数式の意図の明確化です。下記の数式を見て下さい。

=MID( “あいうえお" , 1 , 3)

=LEFT( “あいうえお" , 3)

LEFT関数は引数が少ない分、数式の文字数も少なくなっていますね。また、数値を指定する引数が1つしか無いので、これが文字数であること直感的に理解できます。MID関数の代わりにLEFT関数が使える場合は、積極的にLEFT関数を使用すべきでしょう。

下表に、LEFT関数の挙動を示します。

数式	結果	説明
=LEFT( “あいうえお" , 1 )	あ	文字列の先頭から1文字取得しています。
=LEFT( “あいうえお" , 2 )	あい	文字列の先頭から2文字取得しています。
=LEFT( “あいうえお" , 3 )	あいう	文字列の先頭から3文字取得しています。
=LEFT( “あいうえお" , 5 )	あいうえお	文字列の先頭から5文字取得しています。
=LEFT( “あいうえお" , 999 )	あいうえお	文字列の先頭から999文字取得していますが、文字列が５文字しか無いので、5文字が返ります。
=LEFT( “あいうえお" , 0 )		文字数に0を指定すると、空文字列(“")が返ります。
=LEFT( “あいうえお" )	あ	文字数を省略した場合、既定値の1が指定されます。
=LEFT( “あいうえお" , -1 )	#VALUE!	文字列の長さは必ず0文字以上であるため、文字数に-1を指定すると#VALUE!が返ります。

Excel関数

Posted by 黒箱